Meets manipuri vol.2 Chikako Asanuma

【マニプリと私】
大人の嗜み、スカーフの効かせ方

VOL. 02 フリーランスバイヤー 浅沼智香子さん

バイヤー歴20年以上、モノ選びには並々ならぬ想いがある浅沼智香子さん。そこには自分自身に加えて、作り手や身につけた人など、さまざまな想いを交差させているはず。国内外問わず日々多くのアイテムを目にし、確かな審美眼でセレクトしていくベテランバイヤーに、スカーフの選び方、まとい方を教えていただいた。
柄同士の掛け合わせはシックなトーンでまとめる
 

スカーフのブルーと羽織の小紋柄のカラーをリンクさせた柄×柄のコーディネートは、インナーとスカーフの地色を同系色にすることで、すっきり見えるようにしています。あえてカジュアルなボトムスを合わせたリラクシーなムードもお気に入り。スカーフを使った柄同士のスタイリングは、今後もっとチャレンジしてみたいです。

 
 
スカーフを効かせたワントーンコーディネート
 
メタルボタンのジャケットを合わせたネイビーのワントーンコーディネートには、ネクタイ結びにしたスカーフをアクセントに。きちんと感をキープしながら、スカーフのターコイズブルーが効いた適度に抜け感もあるスタイルです。結び目を下げて仕上げると、顔まわりがすっきり見えますし、女性らしい雰囲気にもなります。
 
 
シンプルな白のTシャツこそ、リネン素材のスカーフで遊びを
 
ベーシックな色の服が好きなので、スカーフをポイントに使うことが多いです。首元にスカーフを逆三角形に巻く「アフガン巻き」には、フリンジ付きのリネンスカーフがぴったり。「manipuri」のスカーフは素材や柄、サイズが豊富で、シーンやスタイルに合わせて選びやすい。程よいハリ感で結びのアレンジがしやすく、体に馴染むのも好みです。
 
 
LINEN SCARF 88×88 PARIS リネンスカーフ 88×88 パリ 17,600円 orange ※2021年4月入荷予定

甘さ控えめで楽しみたい、ヘアバンド風スカーフ

 
華やかなピンクのシャツに、クラシカルな柄のスカーフをヘアアクセサリーとして巻いたスタイル。髪の色とリンクしたグレーベースのスカーフなら気負いない雰囲気に。スカーフを頭に巻くのはハードルが高い印象でしたが、意外と簡単でこの春夏に取り入れたいと思いました。結び目は長さを残してアクセントにするのもポイント。
 
 
さりげなくセンスアップできるのがスカーフの魅力
 

さらりと巻くだけで品のあるムードが漂う、スカーフの真骨頂ともいえるスタイル。こんな肩の力の抜けたまとい方が、今の自分にはしっくりきます。ブランドの契約を終えてバイヤーの仕事をお休みしている現在、ヨガと中国茶の習い事を楽しんでいます。たっぷり充電して、自信を持ってセレクトするための審美眼を磨きたいです。


PROFILE

浅沼智香子|Chikako Asanuma
セレクトショップの販売員を経て、
同社のウィメンズバイヤーに就任。
その後、レディースブランドのサンプリングに携わり
フリーランスバイヤーに。
現在はブランドの契約を終えて充電期間中。

Next  2021.2.24 Wed.

次回は2月24日(水)公開予定。
ジュエリーデザイナーの武川絵里さんが登場。
ジュエリーとスカーフの巧みなコーディネート術は必見!
どうぞ、お楽しみに。

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