お気に入りの傘を長持ちさせる方法

1本の傘には、細かいパーツが40~50個ほど使われています。

実は、傘はとても繊細でデリケートなアイテムなのです。

せっかく買ったお気に入りの傘がすぐに傷んでしまった経験はありませんか?

傘を長く大切に使っていただける、簡単なお手入れ方法をご紹介します。

傘を使用する前

傘は、開くとき無理に開くと生地が破けたり、骨が折れたりと破損の原因になります。

2~3回軽く振って、プリーツ部分をほぐしてから開きましょう。

折り畳み傘は、中のシャフト(中棒)を完全に伸ばしてから開きます。
強く引き出すと、骨が折れてしまいますので、優しく丁寧に。 

ハンドクリームや日焼け止めクリーム、消毒液などが手についた状態で生地やハンドルを触ると、色落ちの原因になる場合もあります。

べたっと触らないように注意しましょう。

 

傘を使用した後

水に濡れたまま畳んで、そのまま保管してしまうと、撥水や防水加工の劣化、色移り、錆やカビの発生などの原因になります。

使用後は、必ず陰干しして完全に乾かしてから保管します。

乾かすときは、直射日光を避けて、色あせや表面加工、繊維を傷める原因にならないようにしましょう。

 

汚れを落とす方法

まずは乾いたタオルで汚れている部分全体を軽く拭きます。

次に、中性洗剤を10倍ほど薄めてスポンジにつけて、汚れを洗いとります。

強くゴシゴシすると生地を傷めてしまうので、優しくこすりましょう。

落ちてきたら、きれいな水を含んだタオルで洗剤をしっかり拭き取ります。

 

最後に、防水スプレー(撥水スプレー)をかけます。

20~30㎝ほど離れた位置から全体的にかけましょう。

軽く影干して完全に乾いたら、折り目通りにきれいに畳みます。

画像のように、プリーツの先をピンと持って、全体を巻いていくように束ねるときれいに畳めます。

開いた状態で置いておくと、他の傘と絡んで骨が折れる原因にもなるので、畳んで保管しましょう。